仕事のこぼれ話、雑談など
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010年12月12日 (日) | 編集 |
少し前のニュース記事ですが、業界関連で気になるものを
見つけました。
東証1部上場、CMでもお馴染みの東建コーポレーションが
賃貸借契約書に精神障害者を排除する条項を設けていた
とのことで、大阪府が改善を指導したそうです。
以下は記事から一部抜粋。

 
同社の全国共通の契約書には、直ちに明け渡し請求
できる場合として、1か月以上の家賃滞納やペット飼育
などとともに「入居者、同居人及び関係者で精神障害者、
またはそれに類似する行為が発生し、他の入居者または
関係者に対して財産的、精神的迷惑をかけた時」という
条項があった。
昨年秋、同社のアパートに入居を希望していた大阪府
八尾市の障害者の夫婦が契約書を見て、この条項に不安を
覚え、周囲に相談。連絡を受けた市人権協会の要請で
府人権室が改善を指導した。同社は今年1月、この条項を
削除した。

詳細はコチラ→読売新聞





うーん。
これは「とんでもない!」と単純に一刀両断出来ない
部分も正直ありますね、、、
あくまで私個人の意見ですが。
同業者としての視点からだと、その文言の裏にある本音は
理解出来るし、明文化によって排除・回避したい気持ちも
分かるというか。
でも「精神障害者」と指定してしまうのは、確かに
まずいんじゃないかと思います。
精神障害者=危害を加える、問題を起こすという先入観を
表していることにもなるんでしょうから。
恐らく全国に支店があるようだし、管理・所有する物件は
相当な数になるはず。
そうした面でのトラブルも結構発生しているのかも
しれません。
物件数が多ければ、様々なトラブルが起きる確率は
高くなりますからね。。。




ちなみにうちの契約書類の場合、細かな条項がずらっと
列記されている契約約款を別途添付しています。
それにはもちろん、契約解除に関する項目もあります。
解除の要件として挙げられているのは大まかに以下の
点です。

・家賃の滞納
・入居申込書の内容に虚偽があった場合
・契約違反(ペット不可物件でペット飼育等)
・暴力団、薬物類など警察の介入を生じさせる行為が
 あった場合
・天災・火災等により、建物が使用出来なくなった場合
・都市計画等により契約の継続が出来なくなった場合

精神障害者という文言は出てきません。
強いて言うなら、上に挙げた要点の他に出てくる
「乙(契約者)またはその同居人の行為が、本物件内の
共同生活の秩序を著しく乱すものと認められる場合」
という一文が当てはまることになるのかも…
いずれにせよ、精神障害者=契約解除とはしていない。
原因は何にせよ、共同生活の秩序を著しく乱した場合は
契約解除ですよ、ということですね。




しかし…
問題の本質から少しそれますが、素朴な疑問。
同社に対する大阪府の指導や、契約書の問題の部分の
削除は昨年から今年のはじめにかけての出来事のよう
なのに、何で今頃になってその話が出てきたんだろう?
同社は4日に、障害者団体などに謝罪したとあるけれど、
この時差というか空白はなんなのかなぁと。
短い記事からは読み取ることが出来ませんが。。。
何はともあれ、「人権」「権利」意識が高まっている
このご時世、企業側も不用意であった感は否めません。
それにしてもまぁ、いつどこからどんな部分に関して
落ち度・不適切さを指摘されるか分からないですねぇ…
下手をすると裁判を起こされる可能性もあるだろうし。
そうなると、業者側もトラブル回避のために、表には
出さずとも入居審査の間口を狭めてしまうかも。。。
結果、いわゆる社会的弱者と言われる方達の入居が
ますます厳しくなるという悪循環に陥る気がする。。。
これはちょっと、一言で片づけられるような問題では
ない気がしますね。



ひとつポチッと応援してくれたら励みになります
にほんブログ村 住まいブログへ

こ、こちらもついでに…
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。